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《目次》
簡化24式太極拳で骨の髄まで練り上げる技法
ごあいさつ はじめに・・流水は腐らない。そんな太極拳を練り上げる 本書の使用法 簡化24式の套路(とうろ)を練習する 套路(とうろ)の分解写真と説明でわかりやすく簡単に【動画に対応】 総合的な基本技法は、豊富な分解写真と説明で【動画に対応】 24式の各型の項で、各型に応じた技法を紹介 行気(ぎょうき)、気を行き交わして動く套路(とうろ)のための【経絡図】 太極拳を練り上げる効果的な手順 まず24式の太極拳の套路(とうろ)の動きをおおまかに覚える 次に準備編で大まかな知識と理解を得ておく 基本技法を一つずつ丁寧に練習する いよいよ24式套路(とうろ)を練り上げていく 準備編 人体について 骨格・人体前面(図)‥内筋を鍛え、骨を鍛える 骨格・人体背面(図)・・仙骨(せんこつ)と背骨で腰を練り上げる 三関(さんかん)と仙骨(せんこつ) 腕と脚の骨(図)‥しなやかで柔軟な動き 人体内部(図) ◀手足の部位の名称と井穴(せいけつ)【写真と図】 呼吸 呼吸法・逆腹式呼吸(ぎゃくふくしきこきゅう)の要の横隔膜(図) 呼吸の質・武息(ぶそく)・文息(ぶんそく)・納気(のうき)・吐気(とき)・胎息(たいそく) 分虚実(ぶんきょじつ)‥太極拳の陰と陽 経絡(けいらく)と経穴(けいけつ)・・体を巡るネットワーク 井穴(せいけつ)・・経絡(けいらく)の井戸のような場所 脾(ひ)の大絡(たいらく)・・腰の周りを網羅(もうら)する 胃の大絡(たいらく)・・体の中心の周辺を網羅(もうら)する 経絡(けいらく)の基本イメージ ステップ1・経絡(けいらく)の概略をイメージする ステップ2・各経絡(けいらく)の連なりをイメージする ステップ3・経絡(けいらく)図と説明を読む ◀全体経絡(けいらく)図 各経絡(けいらく)図と概略説明 手太陰肺経《図LU》(てたいいんはいけい) 手陽明大腸経《図LI》(てようめいだいちょうけい) 足陽明胃経《図ST》(あしようめいいけい) 足太陰脾経《図SP》(あしたいいんひけい) 手少陰心経《図HT》(てしょういんしんけい) 手太陽小腸経《図SI》(てたいようしょうちょうけい) 足太陽膀胱経《図BL》(あしたいようぼうこうけい) 足少陰腎経《図KD》(あししょういんじんけい) 手厥陰心包経《図PU》(てけついんしんぽうけい) 手少陽三焦経《図TW》(てしょうようさんしょうけい) 足少陽胆経《図GB》(あししょうようたんけい) 足厥陰肝経《図LV》(あしけついんかんけい) 督脈(とくみゃく)《図GV》(とくみゃく) 任脈(にんみゃく)《図CV》(にんみゃく) 帯脈(たいみゃく) 衝脉(しょうみゃく) 陰維脉(いんいみゃく) 陽維脉(よういみゃく) 陰蹻脉(いんきょうみゃく) 陽蹻脉(ようきょうみゃく) 勁(けい)と勢(せい)・・套路(とうろ)は武道の型・何をしているのか?を練る 勁と勢について 勁(けい)と勢の一覧・・()内は主に使用している24式の型 修養する目的に応じた動き方 ゆっくりと動く・・簡化太極拳は15分以上で 存思(そんし)法(瞑想(めいそう)法)、気功(きこう)法などで動き方が違う 存思(そんし)法では違和感(いわかん)を徹底的に感受する 段階に応じての動きを修得する。 一生続けることのできる太極拳の技法 均衡反射(きんこうはんしゃ)の説明 紡錘(ぼうすい)の説明 ゾーン(融合的集中)=太極を修得する 気感(きかん)・・感受性を高めることに尽きる 八触(はっしょく)・・八触(はっしょく)で行う太極拳・・想念(そうねん)太極拳・気の反応を想う 気を捉える‥気とは。気が巡る気順を目指す 気順(きじゅん)‥体中の隅々までに気が巡る 力を勁(けい)に変化(易(えき))させていく技法 力と勁(けい)の違いを知って、太極拳を練り上げる 蓄勁(ちっけい)と発勁(はっけい) 無極(むきょく)・・弓を張り(蓄勁(ちっけい))、矢を放つ(発勁(はっけい))瞬間を練る 三節(さんせつ)・・矢が飛んで的に当たるような勢いを練る技法 三尖(さんせん)・・矢が的に当たったときのような撃(げき)の技法 意で動く・・意識にとらわれずに動く・用意不用力(よういふようりき) 用意不用力(よういふようりき)の意は「意識」ではなく「意」 内丹(ないたん)・・心身の内にある丹を徹底的に練り上げる 内丹(ないたん)とは・・エリクサーと「賢者(けんじゃ)の石」 津液(しんえき)・・内丹(ないたん)で得る心身の潤い 易筋(えっきん)・・しなやかな内筋を健康にする 易筋行(えっきんぎょう)・・完全な弾力を練り上げる技法 無極(むきょく)を取り入れた易筋行(えっきんぎょう)で無酸素・有酸素運動の利を得る 易筋行(えっきんぎょう)の神髄 易骨行(えっこつぎょう)の神髄 易骨(えっこつ)の要・仙骨(せんこつ) 導引(どういん)法・・最高の場所に導き引いていくための技法 瞑想(めいそう)太極拳(存思(そんし)套路(とうろ)) 基本技法 立禅(りつぜん)から始める 立禅(りつぜん)の姿勢の説明・【分解写真】【対応動画】 推中(すいちゅう)・・含胸抜背(がんきょうばっぱい)の姿勢作り・【分解写真】【対応動画】 放鬆(ほうしょう)・・飛び上がって力を抜く練習・【分解写真】【対応動画】 立禅(りつぜん)の説明 ◀立禅分解写真 立禅で逆腹式呼吸を練習する・・丹田を練り上げる丹田呼吸法 立禅(りつぜん)で気通(呼吸を二層に分けて空気を通す)を練習する 吐納(とのう)法・・呼吸を練り上げて、太極拳を練り上げる技法 胆式(たんしき)・・とてもシンプルな優れた基本技法・【分解写真】【対応動画】 ◀胆式の分解写真 咆哮(ほうこう)・・逆腹式呼吸を使った声の発勁・=丹田から声を出す・【分解写真】【対応動画】 ◀咆哮の分解写真 站椿(たんとう)・・インナーマッスルと丹田(たんでん)を練り上げる技法 立禅(りつぜん)站椿(たんとう)・・【分解写真】【対応動画】 手揮(しゅき)站椿(たんとう)他・・【分解写真】【対応動画】 ◀立禅手揮站椿分解写真 馬歩(まほ)站椿(たんとう)・・【分解写真】【対応動画】 ◀馬歩站椿分解写真 腰腿(ようたい)站椿(たんとう)・・高度な站椿(たんとう)【分解写真】【対応動画】 ◀腰腿站椿分解写真 腰腿動功(ようたいどうこう)・・【分解写真】【対応動画】 ◀腰腿動功分解写真 内丹(ないたん)術・・体内の小宇宙を活性化する技法 体の中心を練り上げる技法 体の中心から全ネットワークを練り上げる 小周天(しょうしゅうてん)・・起勢と収勢で小周天を回す【分解写真】【対応動画】 ◀小周天動功分解写真 大周天(だいしゅうてん)・・小周天(しょうしゅうてん)が通ったら 行気(ぎょうき)(ぎょうき)・・気の通り道を通る 指龍(しりゅう)(行気(ぎょうき)導引(どういん)法)・・【分解写真】【対応動画】 ◀指龍分解写真 運気(うんき)法・・気を呼吸で運ぶ技法 運気(うんき)法をマスターする。 起式・・運気(うんき)法を始めるときの式・・全式共通【分解写真】 終式・・運気(うんき)法を終えるときの式・・全式共通【分解写真】 ◀運気法起式終式分解写真 第一式(分解写真①〜⑱)約30秒から1分程度・・十字手(じゅうじて) ◀運気法第一式分解写真 第二式(分解写真①〜⑫)約30秒から50秒程度・・双峯貫耳(そうほうかんじ) ◀運気法第二式分解写真 第三式(分解写真①〜⑫)約30秒から50秒程度・・上十字 ◀運気法第三式分解写真 第四式(分解写真①〜⑫)約30秒から50秒程度・・眼法(がんぽう) ◀運気法第四式分解写真 第五式(分解写真①〜⑫)約30秒から50秒程度・亮翅 ◀運気法第五式分解写真 坐道(ざどう)・・・座って練り上げる太極拳の根本感覚・【分解写真】 坐法(ざほう) 印(いん)(いん)・・・三節(さんせつ)という重要な勢を練り上げる技法【分解写真】 坐道(ざどう)から立禅(りつぜん)で、昇降(しょうこう)の勢を練り上げる【分解写真】 ◀坐道分解写真 中(ちゅん)・・徹底的に中心を強靱に練り上げる・【分解写真】 まず合掌(がっしょう) 拍掌(はくしょう)と掌鼓(しょうこ)・・偶力(ぐうりき)を使った中心を練る技法【分解写真】【対応動画】 咆掌(ほうしょう)・・・気通(きつう)を固める。究極の技法・【分解写真】【対応動画】 ◀中分解写真 八段錦(はちだんきん)の叩歯鳴鼓(こうしめいこ)・・【分解写真】 ◀八段錦の叩歯鳴鼓分解写真 歩法(ほほう)・・紡錘(ぼうすい)が鋼の骨とバネの筋を練り上げる技法 膝を守り、強靱になめらかにする紡錘(ぼうすい)円の技法 股関節を守り、強靱になめらかにする紡錘(ぼうすい)円の技法 ◀紡錘の図 前後の体重移動(虚歩(きょほ)と弓歩(きゅうほ))【対応動画】 紡錘(ぼうすい)・・体重移動で練り上げる足腰の分虚実(ぶんきょじつ)・【分解写真】【対応動画】 開立紡錘(ぼうすい)・・紡錘(ぼうすい)円を使った動きで均衡反射(きんこうはんしゃ)をまず練り上げる 上歩紡錘(ぼうすい)・・紡錘(ぼうすい)円と均衡反射(きんこうはんしゃ)で動く ◀紡錘分解写真 鬆腰(しょうよう)・腰を柔らかくして、うねりの原動力を生み出す 甩手(すわいしゅ)(すわいしゅ)・・【分解写真】【対応動画】 沾粘勁(てんねんけい)・盛り上がりと収まりを練る・・垂直の勢 纒糸勁(てんしけい)・螺旋円の拡張と縮小の波動を練る・・平行の勢 甩手(すわいしゅ)・・均衡反射(きんこうはんしゃ)と紡錘(ぼうすい)円で鬆腰(しょうよう)を練り上げる【分解写真】【対応動画】 ◀甩手分解写真 鬆跨(しょうこ)・・股関節を内外に円転する歩法(ほほう)で練り上げる 側行(そっこう)擺歩(はいほ)・【分解写真】【対応動画】 ◀側行擺歩分解写真 翻身扣歩(ほんしんこうほ)・【分解写真】【対応動画】 ◀翻身擺歩分解写真 運歩(うんぽ)・擺歩(はいほ)と扣歩(こうほ)・・【分解写真】【対応動画】 ◀運歩擺歩扣歩分解写真 包球(ほうきゅう)・・基本技法のまとめに・【分解写真】【対応動画】 まず包球(ほうきゅう)の上の腕だけ練習します 次に包球(ほうきゅう)の下の腕だけ練習します。 左右包球(ほうきゅう)・上下を合わせて、歩法(ほほう)を加え包球(ほうきゅう)を行います ◀包球分解写真 簡化24式技法 技法を練り上げる 過渡式(かとしき)・・残心(ざんしん)と構えの間にある型をまろやかに練り上げる 行気(ぎょうき)・・経穴(けいけつ)図を参考にして、その線に気力を感じながら動く 勁(けい)と勢‥勁(けい)と勢の項を参考にして、その勁(けい)を用いて動く 予備式(よびしき)(よびしき) 勁(けい)と勢・・站勁(たんけい)と站の勢 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・(主要経絡)任脈《図CV》と督脈《図GV》 一・起勢(きせい)・・始まりの型 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・任脈《図CV》と督脈《図GV》 二・左右野馬分鬃(さゆうのまぶんそう)・・馬のたてがみを分ける 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手陽明大腸経《図LI》・足少陽胆経《図GB》 三・白鶴亮翅(はっかくりょうし)・・白鶴が翅を広げる 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陽小腸経《図SI》)・足少陰腎経《図KD》 四・左右搂膝拗歩(さゆうろうしつようほ)・・膝を払って逆で打つ 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陽三焦経《図TW》・足陽明胃経《図ST》 五・手揮琵琶(しゅきびわ)・・琵琶を抱く 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陽三焦経《図TW》・足少陰腎経《図KD》 六・左右倒攆猴(さゆうとうでんこう)・・猴(さる)が後ろに下がりながら払う 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手厥陰心包経《図PU》・足少陽胆経《図GB》 七・左攬雀尾(ひだりらんじゃくび)・・鳥の尾を撫でる 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・掤勢・・手少陽三焦経《図TW》・足少陽胆経《図GB》 行気・・扌履勢・・手厥陰心包経《図PU》・足陽明胃経《図ST》 行気・・擠勢・・手厥陰心包経《図PU》・足少陰腎経《図KD》 行気・・按勢・・手少陽三焦経《図TW》・足少陽胆経《図GB》 八・右攬雀尾(みぎらんじゃくび)・・鳥の尾をなでる 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・※七・左攬雀尾と同じです。 九・単鞭(たんべん)・・鞭の型 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陰心経《図HT》・足厥陰肝経《図LV》 鈎手(こうしゅ)の技法 一◯・雲手(うんしゅ)・・雲をかき分ける 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足少陰腎経《図KD》 一一・単鞭(たんべん)・・鞭の型 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・九・単鞭と同じです。 一二・高探馬(こうたんま)・・馬の背から探る 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・太陽小腸経(しょうちょうけい)《図SI》・足少陽胆経(あししょうようたんけい)《図GB》 一三・右蹬脚(みぎとうきゃく)・・踵(かかと)で蹴り出す 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足太陰脾経《図SP》 一四・双峯貫耳(そうほうかんじ)・・耳を挟みこむ 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手陽明大腸経《図LI》・足厥陰肝経《図LV》 一五・転身左蹬脚(てんしんひだりとうきゃく)・・体を回転させ踵(かかと)で蹴り出す 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足太陰脾経《図SP》 一六・左下勢独立(ひだりかせいどくりつ)・・下に沈んだ形から片足で立つ 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足少陰腎経《図KD》 一七・右下勢独立(みぎかせいどくりつ)・・下に沈んだ形から片足で立つ 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足少陰腎経《図KD》 一八・左右穿梭(さゆうせんさ)・・機敏に通り抜ける。機織の型 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陰肺経《図LU》・足陽明胃経《図ST》 一九・海底針(かいていしん)・・海の底に針を刺す 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陰心経《図HT》・足太陽膀胱経《図BL》 二◯・扇通背(せんつうはい)・・背を扇のように広げて通す 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陽三焦経《図TW》・足太陽膀胱経《図BL》 二一・転身搬攔捶(てんしんはんらんすい)・・体を回転させ防御、打ち込む 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手厥陰心包経《図PU》・足太陰脾経《図SP》 二二・如封似閉(じょふうじへい)・・本を閉じ込む 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手太陽小腸経《図SI》・足少陽胆経《図GB》 二三・十字手(じゅうじて)・・手を十字の形で閉じる 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・手少陽三焦経《図TW》・足少陽胆経《図GB》 二四・収勢(しゅうせい)・・収める型 動作・・【分解写真】【対応動画】 行気・・任脈《図CV》と督脈《図GV》 付録・巻末 太极拳経・・王宗岳(おうそうがく)著 【文語訳】 十三勢(じゅうさんせい)行功心解(ぎょうこうしんかい)・・武禹襄(ぶうじょう) あとがき 著者 若林政樹(わかばやしまさき) 注釈